富を得てその先に何を得るか?
の話しが興味深かった。
よくある話し、富を得ても守りに入るとか失う事がツラいとかその辺。
アメリカ人がしこたま働き富を得て南の島へ行き自堕落に暮らしている南の島の人に「なぜ働かない?」「働き成功を手にすれば南の島へ行って自堕落な生活ができるのに!」とするあの4コマ漫画とかその辺。
何かモヤモヤしてたのだけれど、それの解決を見た気がする。
それがこの投稿。
極上隠居人 (Gokujyou Inkyonin)さんによる「富裕層になって気づいたこととは?」への回答
でして、気になったところを引用するに
"私は貧困層としての「真の人間的幸せ」を追求しつつ、貧困層が得られない富裕層としての「安心・安全・安定」そして「知的な追求をするための時間的・立場的なゆとり」を得る。"
と氏は語っている。
切り取りを切り取るのもなんだけど、真偽については置いておいて「安心・安全・安定」と「知的な追求をするための時間的・立場的なゆとり」が得られる事が富裕層の良さだと。
高城剛氏曰く、ダウンタウンで深夜に半ズボン履いてヤバいエリアでファーストフードを食べるのがイケてる!と若い時には思っていたそうだが、どうもそうではなく、長いズボンで安全なエリアで安全に暮らすのがイケてる。とな。
ヒカキンは配信する自由と安全を手に入れるために高い壁を持つ豪邸に住むようにした。(賃貸なのかな?)とかね。
ジェフベゾスは最近フロリダのインディアンクリークアイランドロードに引っ越した。
インディアンクリークアイランドロード?って思うが、一本道で陸地と繋がった豪邸しかない島で一本道の先には検問がありGoogleカーも一般市民も入れないエリアになっている。(ヒカキンの上位版、道やご近所も選別)
スティーブ・ジョブズはナンバープレートの無い小ベンツを猛スピードで走らせて日々過ごしていたとか。(アメリカだと納車から数日は合法的にナンバープレートがなくても良いのだとか、彼は監視されない安心と自由を手に入れていたのかな)
脳科学者池谷裕二氏が著書『海馬』の中で話していたこと(のウル覚え)だと、割合は記憶違いもあって微妙なところだけれど、確か安全地帯7割と3割の自由があると脳がフレッシュにいられるのだとか。
(確か、そのバランスが崩れ安全でないと老化が早まる…だったかな)
これではっきりしたところは
安全・安心・安定
を確保して
思考と行動の自由
を確保すれば富裕層にならずとも幸福は成立が近い。
というところかなと。
まぁ、その安全地帯や自由が確保できたとしても周りの人が倒れていく世界ではよろしく無いけれど。(自分の周囲の人間が危険な環境ってのはつまり、安全とか安心とは程遠いので除外して構わないかな)
ただ、ヒカキンの家の高い壁もジェフベゾスの安心できるご近所さんしかいない島も富裕層にでもならないと得られないのかな?と。
名声と流行り
名声を得ると取り巻きも増えて、敵対する人も出てくるから安心が脅かされて、刺されたり文春砲を喰らったりするから今は名声もそれ程流行らないのかもしれない。
ただ、富を得るためにある程度お金を確保するために名声を利用している人は多いのかもしれない。
名声を得てもなるべく悪い付き合いをしない。
なるべく安全・安心・安定を確保して好きに行動する。
あとは、好きにすれば良いとは言うのだけれど、この好きにするところがそれぞれの多様性なのかもね。
上の元の投稿だと、華美なコレクション的な方向は失う事で絶望する事を掘り進めることになるから、そこまで価値のあるレアモノを集めないほうが良さそうだというのも理解した。
まぁ、リスクテイクして手に入れていくのも良いでしょう。
その辺のバランス感覚を楽しむリソースゲームなのかもしれませんね。