ガラガラポン

<西新宿~飯田橋>世の中のおやっ?とを考察⇒ガラガラポン。

メルカリでいろいろ出荷していて思う。

メルカリが上手いな~と思えた感触を共有

うれしはずかしメルカリ販売初体験」から数日、色々出品していて思うのは、メルカリのコミュニケーションの面白さだ。

 

買い手と売り手のコミュニケーション。

コメントのやり取りの話ではない。

 

メルカリと売り手のコミュニケーションだ。

 

メルカリは手数料ビジネスだ。

 

で、手数料が発生するタイミングの手間を解消し隠し通すことで不思議な使い心地になる。収益が上げられるよう見積もりを作るのは骨が折れるし請求書をだして請求をスルのも一苦労だがその苦労を霧散させることに成功している。

 

非常に現代的だな。

 

とおもったが、このモデルは意外と起源が古そうだぞ…。

 

この感触どこかで味わったことが有る。

サラリーマンならみな体験しているはずだ。

しかし、サラリーマンならみな意識をしていない部分でも有る。

 

そう、GHQが社会実験として戦後にねじ込んだ税金の源泉徴収である。

売買をして利益を得たら確定申告をしなくてはならない。

国に納税をすることが必至の世界が普通であるが、ココ日本は得意な状況にある。

税金を源泉徴収することで納税意識を霧散させることに成功している。

 

カネを請求するという意識がないし、どれだけ手数料が掛かったかという感触が手に残らないし、現金化の手数料が発生することの意味を理解できないから非常に安楽な気分で手数料を払ってしまえる。

 

このコミュニケーション、他にも有るな。

 

クレジットカードがそれだ。

払っているけど現金ではないから、いくら払っているのか概念は把握しつつも実感が希薄になる。

しかもポイントが手に入ったりすることでお得に感じたりもする。

が、実際はクレジットカード会社、信販会社が手数料を店舗に請求しており、店舗は低下を提示しつつもその手数料を馴染ませた価格で販売しており、言い換えれば手数料織り込み済みの価格を消費者は支払うことに成っている。(まぁ、店の持ち出しの場合もあるが、その店が儲けを確保しているということは、結局値付が手数料コミコミと同意義の方向に振れている)

 

利便性を向上していき、サービスを意識せず使えるようにする。

そして、知らず知らずのうちにお金を頂戴する。

素敵なことだ。

誰も傷まない。

 

 

メルカリの世界展開って少々無理があるよね?

メルカリは世界展開を標榜しているが、日本の社会感に根ざしたサービスだからシェアリングエコノミーの中でも日本的な部類として成立し、世界にはあまり受け入れられないのでは?とも。

「もったいない」の世界。国土が狭くガレージに物をぶっこんでおれず、流行がはやく物の価値がドンドン下落していく日本において成立するスタイルかな?と思ったり。

ファストファッション、ファーストフード、早いことに意義がある。

古くなり価値が無くなる前に手離れするように次のユーザーに渡してしまう。

この感覚は都市的でなく、ガレージのデカイ、土地の余ってる国には通用しないのでは?

シンガポールやイタリアあたりがギリギリでは。

あとはマイクロファイナンスが行われている貧困層が多くを占める場所でのビジネスだが、手数料ビジネスが主体のサービスなので、ほどよく高額なものを取引しないとメルカリ側が儲からないので、おそらく海外ではそれほど収益が上がらない。

社会インフラとして国の税金などの補助が有って成立するというのは有りだが、そういうことを目指しては居ないだろう。

じゃ、手数料+広告で収益は?ということだが、可処分所得がそれほど大きくない国ではそもそも広告を見せてもその広告主は大きな収益が上がらない。

マス的な大規模の群衆から少しづつ巻き上げるビジネスなら別だが、それほど効力もないのでは?とも。

 

下落していく価値の先にあるものメルカリの別の利用法

日本では価値が時間とともに下落していくという話をさきほどしたが、物の価値は反比例のグラフのように、ある程度時間が経つと大幅には下落しなくなる部分がある。

購入する命にかかわらないものであれば、旬を過ぎたところで買って見るのもいいのかもしれない。

安く買える。

必要がなくなれば安い値段で売る。

スピード感はないがソコソコの物が手に入る。

新品のものが手に入らない代わりに大幅に安い状況。

中々の話ではないか?

問題点はスピード感が無いからストックしておく場所が必要ということだ。

都市での活動には不向きな感じだね。

ただ、それはそれ。

土地の安く手に入る場所でゆるゆる暮らすにはいいのかもしれない。

まぁ、メルカリがインフラとして定着し、活発な取引が維持された場合の未来予想の一つだけれどね。

※数日前に高崎に寄ることが有り、23時まで飲食店が営業していたり数年前までの東京に近い状況で場所は広いし人的な生活が送れそうだなと何となく思った。
だが、過疎が始まると地方都市にも影響は出るから、どこまであの感じが維持できるのかは少し疑問符がつくところ。駅前開発は他のどのエリアよりも効率的でよい印象を受けた。あとヤンキーが多いっすね。

 

 

とりあえず、なるほどと思った部分と、そこから生まれるスローでローな方々達の新しくも危うい生活の近未来をば。といったところかな。

僕は、まだまだ早いところを行かなきゃならないので、高く買って早く使い早く売ることを心がける日々が続きそうです。